省エネルギー漫談

省エネルギー漫談4

2018/11/12

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人材の宝庫?

建築請負契約制度の弊害

所長 この部分の工事だが、お客さんから機器追加の依頼だ。

建築 それは空調工事の所掌です。当社は基礎だけ対応します。

空調 この部分のここは空調工事で対応しますが、他は電気です。

電気 この部分のここからここまでの電線はウチですが、
その他は制御関係で計装工事です。

計装 この部分の制御の計装工事は当社ですが、防災関係は出来ません。

防災 防災関係は当社で施工します。

所長 お客さんの予算は800万円だが、合計いくらだ?

部下 各専門業者の見積りは合計2,000万円です。

所長 ・・・・そんな大した工事じゃないだろう・・・・

全員 ・・・・そう思います・・・・・

<解説>
建築請負契約制度の弊害現在、建築業界で主流となっている請負契約体制は、構造的にコスト高になる宿命にあります。
それは契約の上下関係と所掌範囲を明確にし、その範囲内は所掌する側の責任で全て行うからです。
そのため、少しでも自分の所掌範囲から外れれば、下請けの専門業者は契約上対応しません。
請負金額3億円以上の物件であればそれも仕方ありませんが、5千万円以下の物件では全く割高になってしまいます。

例えば、
空調機器には配管電気がつきものです。
また、機器を設置する基礎工事も必要です。
少し大きな施設になると…
・設備全体の中でその機器を操作する中央制御盤からの信号線も必要となり、機器によっては消防法で必要となる防災機器が法令で義務付けられます。
作業自体は各々の専門業者が行うのが良いのですが、その作業を行うためには各々に設計や施工管理者等の人員が必要となり、それに付帯する安全対策も必要です。それらの費用を足し合わせると、結構大きな金額となります。

正直、ちょっと勉強をして、作業に必要な資格を取り、全てを請け負えば60~80%で済む場合も多いと思います。

今の建築現場はまさに専門技術者の「(頭数では)人材の宝庫」です。

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