省エネルギー漫談

省エネルギー漫談5

2020/06/17

省エネルギー漫談とは?

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ただ今、試運転期間中!

施設長 あなたの会社の機械、納入してもらって2週間だけど、たまに警報
が出力してるよ。まあ、実害は無いけれど・・・・・

担当  当社では、お客様の設備の状態に合わせて試運転調整を行っておりますので、
最初のうちは警報が出力する場合があります。1ヶ月程度です。

施設長 でも、前の現場の他のメーカーの機械は、配管つないで
配線つないで水張れば、警報無く運転してるよ。

担当  当社では、お客様の設備の状態に合わせて試運転調整を行っており、
設定値もお客様の設備の状況に最適かどうかを確認しながら、
設定値を変更してカスタマイズしているため、
どうしても1ヶ月は確認作業が必要です。

施設長 えっ、設定値の変更って、うちの機械で実験してるの?

担当  ・・・いえ、実験ではなくカスタマイズです・・・・・

<解説>
設置するだけでは省エネルギーにならない
省エネルギー機器は設置しただけで、それが実現出来る訳では無く、カスタマイズが必要です。
給湯を例にとれば、、、
エコキュートは省エネ性能が高いと一般によく言われますが、ただ機械を設置しただけで最高のパフォーマンスを得られる訳ではありません。
お客様の設備の状況は、施設によって様々です。当然、最高のパフォーマンスを得るためには(最も省エネルギーにするためには)、実際に稼働させ、現在の設備の状況に合わせていく作業が必要です。
そのためには警報になるかならないかの状態が出現する可能性もあります。
試運転調整では、その設定値を確認しながら、警報にならない最適値を判定する事が本来求められていると考えます。全てがそうではありませんが、初期に警報が全く出力しないのは、安全率を相当みている(その分省エネ性能を犠牲にしている)のではないのでしょうか?それは長い目でみれば、お客様の損失であると考えます。

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