省エネ豆知識.1
省エネ化への基礎知識.1
1.まずは、省エネを実現するために、
どこでどんなエネルギーが使われているのかしりましょう
どこでどんなエネルギーが使われているのかしりましょう
\エネルギーを消費する設備の種類/
施設のユーティリティは主にこの3設備でエネルギーを消費
・空調機の種類 ▶︎click
・給湯機の種類 ▶︎click
・照明の種類と特徴 ▶︎click
2.次に、空調や給湯の熱源方式を知りましょう。
\セントラル方式と個別方式/
熱源方式 | 空調 | 給湯 | 特徴 |
セントラル方式 | 大規模なビル等で採用されている。 管理会社等で建物全体の管理できる。 建物全体に空調/給湯が行き届いている。 個別方式と併用される場合もある。 |
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個別方式 | 中小規模のビル等で採用されている。 業務時間の都合や使用する部屋だけなど 利用者側で制御ができるので無駄が少ない。 冷房と暖房が同時に利用できる。 |
このように熱源方式は大きくわけて2つの方式があります
3.空調設備について:自社で使用している空調機の種類を知りましょう
\空調機の種類は大きく分けて3つ/
空調機の種類① | 特徴 |
ヒートポンプチラー 又は ガスヒートポンプチラー & ファンコイル・エアハン |
ヒートポンプチラー又はガスヒートポンプチラーを熱源とし冷温水を全館に循環。 屋内で個別にファンコイルやエアハンで空調。 (セントラル空調方式) (都市ガス LPガス) |
空調機の種類② | 特徴 |
吸収式冷凍機 & ファンコイル・エアハン |
吸収式冷凍機を熱源とし冷温水を全館に循環。屋内で個別 ファンコイルやエアハンで空調。 (セントラル空調方式)(都市ガス LPガス A重油等) |
空調機の種類③ | 特徴 |
ボイラー&チラー & ファンコイル・エアハン |
夏はチラー、冬はボイラーを熱源とし冷温水を全館に循 環。個別ファンコイルやエアハンで空調。 (セントラル空調)(チラー:電気 ボイラ:都市ガス LPガス A重油等) |
4.給湯設備について:自社で使用している給湯機の種類を知りましょう
\給湯機の種類は大きく分けて4つ/
給湯機の種類① | 特徴 |
給湯ヒートポンプ エコキュート |
給湯でエネルギー効率は最も高い 保温には不向き 短時間に大量の給湯が出来ない 大きな貯湯槽が必要 (セントラル給湯方式 個別給湯 電気) |
給湯機の種類② | 特徴 |
昇温・加温 ヒートポンプ |
浴槽の昇温や配管の保温で最も効率が良い 給湯を行うにはシステムが複雑で過大となる (セントラル給湯方式 電気) |
給湯機の種類③ | 特徴 |
電気温水器 | 手洗い用の小型は使い勝手が良い 個別給湯 電気料金が高額となり大型の場合は不向き (個別給湯方式 電気) |
ガス給湯器 | 小規模な浴槽やキッチンで多用 個別給湯 初期費用が安く、費用対効果が高い (個別給湯方式 都市ガス LPガス) |
給湯機の種類④ | 特徴 |
ボイラー & 温水ヒーター |
簡単な設備で一度に大量の給湯が可能 経年劣化が激しく効率が悪い (セントラル給湯方式 都市ガス LPガス A重油等) |
5.照明設備:自社で使用している照明器具の種類をしりましょう
\照明の種類と特徴/
照明の種類 | 特徴 |
LED | 配光特性が豊富 照度あたりの消費電力が少ない 耐用年数が長い 近年照度性能も大幅UP 機器はまだ高価 |
蛍光灯 | 発光効率が高い 継続点灯の時、消費電力がLEDに近い物もある 安定器が必要 ON-OFFが頻繁な場合は消費電力が多い |
白熱灯 ハロゲンランプ |
安定器を必要とせず、構造が簡単 非常に安価 消費電力量や発熱量が多い |
水銀灯 | 高天井や大空間での利用が多い 消費電力はかなり多い 安定器が必要で、ON-OFFを頻繁に出来ない |
以上がエネルギーの種類でした。
上記を踏まえ、続きは削減可能な省エネルギー方法についてお話しさせていただきます。
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2020/07/10